−インド料理の命であるスパイスの数々−

ターメリック(和名:ウコン)
最近話題になっている"ウコン"です。カレーの黄色は、このターメリックによるものです。基本的には、ほとんどのカレー料理に使われますが、香や味はほとんどありません。 インドでは、むしろその薬効がゆうめいで、炎症をおさえる効能から傷薬やのどの炎症の薬としてよく使われます。又、血行を促進することから打ち身の湿布薬としてもつかわれます。最近の医学の研究でも、肝臓内の毒素を減らす・抗ガン作用・生活習慣病の予防効果などが解明されています。
インドでは風邪のひき初めでのどが痛いときに、お母さんがターメリックミルクを作ってくれます。皆さんもお試しください。のどがらくになりますよ。
ターメリックミルクの作り方
・ミルクパンに牛乳200cc程入れ温めます。
・ターメリック小さじ1・ブラックペッパー小さじ1を入れ、よく混ぜる。
・好みでお砂糖や蜂蜜を加えて暖かいうちにお召し上がりください。
クミン
インド料理では、主に種を使います。粉にひいたり、種のまま料理に入れます。いわゆるカレーの香は、クミンの香りです。
消化を助け、腸内ガスや下痢を軽くすることで知られています。強壮・興奮作用もあります。
コリアンダー(和名:コエンドロ)
香りづけとして、生の葉・種・種をひいた粉を使います。特に、生の葉は独特の強い香りで、北インド料理には欠かせません。タイ料理ではパクチー、中華料理では香菜と呼ばれているものです。
 消化を助け、腸内ガスを減らします。鎮静作用があり、偏頭痛を和らげます。