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6.2007日印交流年
5.国際理解-総合学習
4.南インドの食文化
3.インド映画

2.指先で味わうカレー
1.新鮮な野菜の秘密
2007日印交流年

「日印交流年」は、2007年1月〜12月まで日本政府(外務省)とインド政府(インド文化評議会−ICCRと駐日インド大使館)が協力して「The Festival of India(インド祭)」として、様々な交流事業を行います。
日本国内では、「日印交流年」として今年1年を通してインドの優れた舞踊や音楽の公演が毎月行われる予定です。最近、インドの数学教育やIT産業が注目をあつめていますが、4000年以上にわたる長いインドの歴史の中で育まれてきた文化を知るとても良い機会です。新潟でも毎月公演が有りますので、是非参加してみてはいかがでしょうか。詳しい公演予定等は、ミティラー美術館又はNPO日印交流を盛り上げる会へ。
写真は、3月に新潟市で行われた「サントールコンサート」の演奏家の皆さんとの記念撮影です。
インド国内だけでなく世界的に有名なシヴクマール・シャルマ氏の神秘的で幻想的な演奏は、会場の聴衆を酔わせ、インド音楽の懐の深さを教えてくれるものでした。

9月3日(月)には、新潟市在住のインド舞踊家である岡村知子さんの南インド古典舞踊「バラタナティアム」の公演が行われます。是非多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。
詳細は、当店または新潟インド文化交流会まで。


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国際理解−総合学習

小中学校の総合学習のテーマに「国際理解」があります。年に何回か学校の生徒さん達が当店に来てくれたり、こちらから学校に伺ったりします。インドについて皆さんが調べたことを聞かせてもらったりわからなかったことを質問してもらったりというのが当方の主な役割です。事前に本やインターネットを使って頑張って調べているようで、時々とても専門的なことを質問されてびっくりすることもあります。又、「インドカレーに挑戦」ということで、生徒さんと一緒にカレーやチャパティーなどを作って一緒に食べながらインドのことをお話しすることもあります。
さて、下の写真は2月15日に濁川小学校の6年生の子供達が当店を訪ねてくれたときのものです。一人一人がノートに事前に調べたことと質問することをきちんと書き、はきはきと明るく質問してくれました。
当日は、この冬一番の荒れ模様でJRのダイヤも乱れ、2時間もかけて子供達だけで来てくれました。先ずはお昼を食べてから・・・キーマカレーと野菜のカレー、ナン、インド米のご飯、ラッシーとチャイ。初めて食べるインド料理とインドの飲み物でしたがほとんど完食。お腹がいっぱいになったところで楽しく学習しました。話が弾んで終了は3時過ぎてしっまたのですが、リコーダーと歌でお礼までしてもらいました。感激!!
インドのことに興味を持ってくれる人達がいるということは、インド料理の店をやっているものとしてはとても嬉しいことです。今後も機会があれば、このような活動に参加させていただきたいと思っています。そして、”インド好きの輪”が広がっていったらすばらしいですね。


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■南インドの食文化

タンドリチキンやナンなどの北インド料理は、日本でもよく知られるようになってきました。でも、南インドの料理って・・・??
北インドはイスラム文化が浸透し、ペルシャやアラブの影響を受けた料理が多くあります。南インドは、土着のドラビダ文化の伝統的な料理が多く、東南アジアなどとの共通点も多く見受けられます。ヴェジタリアンレストラン(菜食専門店)が多いのにも驚かされます。それだけ菜食主義の人が多いということでしょう。主食は、米。次が、豆。米と豆は、粒のままでも食べますが、粉にして蒸す・焼く・揚げる・果ては麺にすると「よくやるなー」と感心させられるほど色々な料理法で食べます。また、あまり知られていませんが、南インドでは紅茶ではなくコーヒーをよく飲みます。深炒りのコーヒーにミルクをたっぷり入れたもので、香りがよくてとってもおいしいです(当店でもご注文でお作りしますよ)。野菜中心の南インドの料理は、見かけも味も素朴ですが、身体にとても良い健康食です。生活習慣病予防などの医学的な面でも効果が注目されてきています。当店でも今後南インド料理をどんどん紹介して、皆さんに知っていただきたいと思います。下の料理は、当店の典型的な南インド料理のメニューです。


        
           (左から、南インド風エビカレー・オニオンウタパム・エッグウタパム・セーミアオプマ)
                                                                           
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■インド映画

「踊るマハラジャ」ですっかり有名になったインド映画ですが、皆さんはインドが映画の製作本数世界一ってしていましたか?
インドでは、映画は"芸術映画"と"商業映画"に大きく分けられます。ちょっと前までは、インド映画といえばサタジット レイ監督などに代表される"芸術映画"が有名でしたが、最近は"商業映画"の方が多いようです。もちろん「踊るマハラジャ」は、"商業映画"です。
 社会問題などを深くとらえた"芸術映画"に比べ、"商業映画"はインド人の夢の世界。美男美女による勧善懲悪ストーリーで、言葉がわからなくてもだいじょうぶ。一本の映画の中に、アクション・ラブストーリー・歌と踊りさらに笑い有りとありとあらゆる要素を詰め込んだ派手な演出で、徹底的に楽しませてくれます。
 インドの映画館はいつも満員で、インド人から映画を取ったら死んでしまうのではないかと思わせるくらい皆が映画好き。年間200本以上見る人も決して珍しくありません。インドポップスのほとんどが映画の挿入歌で、曲を聴きながら映画の場面を思い浮かべ二度楽しんでいるわけです。
アミタブ バッチャンやカージョルなどの映画スターの名前を覚えておくと、インドに行ってもすぐに沢山の人と親しくなれますよ。
インド映画に興味のある方、当店のスタッフも映画狂いです。どうぞお声をおかけください。



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■指先で味わうカレー

インドの人はカレーを手で食べます。日本ではどんなに本格派のインドカレー店でもスプーンは出てくると思いますが、もしインドに旅する機会があったら ぜひ、郷に入っては郷に従えの精神でインドカレーを 手で楽しみましょう。

マナーというマナーはありませんが、ひとつ気をつけるべきことは右手を使うこと!左利きでも右手を! インドでは左手は不浄の手とされ、トイレの後始末に 使うそうなので。私は日本人だから関係ないわ、と左手を使おうものなら現地の方に嫌な顔をされてしまうでしょう。

手でいただくためには手を洗わなくてはいけません。両手をこすり合わせて洗うのもNGではありませんが 右手だけを洗うほうが正式とか。日本でも神社でひしゃくを使って手を洗いますよね、その要領で。手を使って食べるにも二通りあって、まず手をスプーン代わりに使ってカレーをごはんにかける、そしてよく混ぜる。この混ぜる段階でこっそり冷ます気分で混ぜると口に運ぶとき楽かもしれません。でも熱いカレーを手ですくっている 時点でその後は熱かろうが、ぬるかろうが関係ないかも。と、ここまではどちらも同じですが、口に運ぶ段階で 流派(?)が分かれます。

その1:指先で一口大にまとめ、指先で口へ運ぶ。
その2:手のひらで握り締めて(すしを握る要領か?)手のひらで口へ運ぶ。

まあどちらでもいいような気がします。

余談ですがバナナの葉っぱでカレーを出された場合は 食べ終わったら葉っぱは手前にたたみましょう。 向こう側にたたむと美味しくなかったことを意味するそうです。

インドの人は手で感じる触感も食事の楽しみにしていると 聞きました。インドに行ったらぜひ指先からも 美味しさを感じてみてください。


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■新鮮な野菜の秘密


さて、第一回目は新鮮な野菜を届けてくれる農家のおばさん達をご紹介します。まずは、新潟市亀貝の石渡さん。一日おきにライトバンで、朝採れた新鮮な野菜を持ってきてくれます。特に、おばさんの青唐辛子はピリッと辛くて当店スタッフは大喜びです。

次は、中魚沼郡中里村の村山さん。当店代表の母です。自家用に作っている野菜なので農薬は一切使わず、青虫も一つ一つ手で摘んでいるというのが自慢です。自家用ということで色々な野菜があり、冬瓜や聖護院かぶらなど季節により変わった野菜があるのも楽しみです。ちょっと形は悪いですが、完熟した物を採って宅配便で週に1〜2回送ってくれます。最近は、野菜なども安心して食べられるものが減ってきているので、新鮮で安全な野菜を届けてくれる2人のおばさんには大感謝です。皆様も2人のおばさん達のまごころをどうぞお召し上がり下さい。 身体にいいものを安心してお召し上がりいただきたいという当店のちょっとしたこだわりをご紹介しました。


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